生命保険とは
生命保険とは、事故や死亡などによる人の生死に関わる事態が起きた場合に、給付金を受け取ることができるようにした制度です。そのため、生命保険に加入する人の目的は「万一の事態が起きた場合に、急激に経済的に困窮することがないように」ということになります。
生命保険契約は、保険者と保険契約者による合意(契約)によって成立します。保険契約者が決められた保険料を規定通りに保険者に支払いを行い、その対価として保険者側から契約内容に応じた保障(保険金)を受け取ることができるようになります。保険者とは通常の場合生命保険を提供する保険会社です。保険者は保険契約者から集めた資金を使って株式や債権、不動産を運用します。この運用によって得られた利益は、会社の経費となり給付金や保険料を支払う元となります。
生命保険契約は、掛け捨て型と貯蓄型の二種類に大別がされます。掛け捨て型の保険契約の場合、貯蓄型と比べて毎月の保険料が安くなるのが特徴です。しかし保証される期間はあくまで払込を正しく行なっている間に限定され、保険料の支払いをやめればその時に保証の対象からも外れます。保険期間終了のときにも満了保険金がなく、中途解約時にも解約返戻金もほとんど発生しません。
反対に貯蓄型の生命保険の場合、保証と積立がセットになっています。そのため、月々の支払保険料には積立分も含まれており、掛け捨て型の生命保険に比べて保険料は割高に設定されます。